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メルマガ商法

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著名なジャーナリストや言論人が、相次いで有料メールマガジンを発刊しています。

ホリエモンこと堀江貴文氏がメルマガを始める、と聞いたときは「今どきメルマガかよ・・・」と感じました。それが今や、一つの「商法」としてすっかり確立したようです。

それもこれも、電子書籍と少額決済に関して、決定打になるような標準がまとまっていないことが原因なんですよね。それができれば、もっと多様で柔軟な情報配信の仕組みができるはずです。有料メルマガというのは、過渡的な存在、いわば苦肉の策にすぎません(と、信じています)。

ところで有料メルマガは、月額500円以上のものも珍しくないんですよね。800円とか1,000円するものもあります。よほど専門的で、他では入手しがたい貴重な情報でもあれば別ですけど、個人の刊行するメルマガにこの値段というのは、さすがに高過ぎなのではないか、と思います。原稿さえ書けば、配信にかかるコストはほとんどタダ同然なわけですから。

本来「プロ」であれば、紙の書籍であれ電子書籍であれ、きちんとした作品を作り、それを売るべきでしょう。メルマガは、ファンのための「おたより」くらいのもので、それにお金をとるというのは阿漕とすら思います。私がメルマガ商法に対して嫌な感じを持つのは、値段もさることながらその辺にもあるように思います。

ともあれ、早く電子書籍と少額決済の標準がまとまって、有料メルマガなんてものが駆逐されてほしいものです。


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